こんにちは、自問自答ファッション通信です。
ついについに…
CHANELのチェーンウォレットを購入いたしました!(わー!)
衝動買いではございません。
正々堂々買いました。
シャネルを買うことは、私が20年以上かけて構想を練った緻密な計画です。幼少期からの壮大なドラマの伏線を回収しているだけなのです。
果てしなく「自問自答」した結果の購入なのでどんどん使っていきたいと思います。
今回、今までで一番赤裸々に書いておりますので、これからご購入予定の方はぜひ参考にしてくださいね。(おそらくかなり参考になると思います。)
目次
購入したもの
商品:クラシック チェーンウォレット
素材:キャビアスキン
カラー:ブラック(チェーンの色/ゴールド)
サイズ:12.3 × 3 × 19 cm
価格:270,000円(税込)
(2019年9月現在)
カードや現金、リップ、スマートフォンが入る大きさです。
なんと!
にじゅうなな まん えん です!
購入した理由
私がシャネルを欲しいと思っていたのは、10歳の頃。母が結婚前からの貯金をはたいてシャネルのバッグを買っているのを見た時に「私も大人になったらいつか買うんだろうな」と薄ぼんやりと考えていました。
決して余裕がある家ではなかったのですが、母はおしゃれが大好きでシャネルとルイヴィトンとエルメスとグッチのバッグをひとつずつ所有していました。そして、ひとつひとつをとっても大切に扱っていました。引けらかす訳ではなく、心から良いと思ったものを満面の笑みで持つ母が好きでした。
どのバッグも「違う大きさ」「違う形」「違う色」「違う用途」で、おしゃれに対する本気度をひしひしと感じておりました(笑)おそらく生涯でたくさん買えないであろうことを見越して、脳をフル活用して選んだのだと思います。(今思うと私もかなり影響を受けています。)
母は明るく後悔しない性格ですが「せっかく買うんならもっと若い時に買っておけばよかった~!」とにこにこ楽しげに言っていました。
言葉は魔法であり良い意味での呪いです。10歳の時点で私は「あ、30歳でシャネル買おう」「シャネルを買えるようなかっこいい女性になろう」と決めていたのです。(実際はちょっと遅くなりましたが)
そうでなくても心のどこかに「死ぬまでにシャネル買えなかったら死んでも死にきれんな」という気持ちがありました。
シャネルのせいで地縛霊になるのも悔しいのでこの度購入に踏みきった次第です。(買えなかったら落語家になって「シャネル地縛霊」って新作落語生み出して古典になるまで弟子にしつこく引き継ぐレベルです)
なぜバッグではなくウォレットにしたのか?
自問自答ファッション通信は「読者に対して正直すぎる」ブログなので心から、率直に申し上げますと、
バッグが欲しかった。
の一言です。
気になるバッグの2019年現在の価格はこちら↓
ごじゅうななまんえん から
ななななな
なな…じゅう…はちまん…えん ?
(そっと通帳をとじる…)
そんな訳で、今回は見送りました。
(サイズと素材によって価格が変わります。)
自問自答コンテンツが大盛り上がりしていけば購入したい所存です!Yes I can これからです。比べるとチェーンウォレットやチェーンクラッチは同じくらいの大きさでもぐーんとお手頃?になるのです。
そうです。半額以下です。
(はい、みなさま金銭感覚が崩壊してきましたね。笑)
「バッグ」という名称にすると50万円以上しますが、あくまでも「クラッチ」「ウォレット」という名前にすることでブランドとしても安価に出せるのです。
ここで突然アパレル裏話をいたしますと「ジャケット」という名前にすると10万円以上の商品が、「カーディガン」という名前にすると5万円になることが多々あります。商品としてはかなり似ていても名称が変わることで安くできることがあるのです。これは「このブランドのジャケットは平均10万円以上しますよ~」という価格破壊を守り、ブランドクオリティを死守することなのです。
そんな訳で、バッグとお財布のカテゴリーには深い深い川が流れています。シャネルがバッグを20万円で売れないので「ウォレット」とか「クラッチ」とかスモールレザーグッズ扱いにしているのです。私もラグジュアリーブランドから国内ブランドまで様々な財布を売り歩いてきましたが、20万を超える「ウォレット」はあまり見ません。
そりゃ高価です。そりゃ高価ですけども、ここで買わないとわたくし、真打目指して扇子をバッグに見立てて「シャネル地縛霊」を噺さなきゃいけないんです。許してください。
読者様の中には「え~たかだか27万くらいでこんな細かく言及するなんて…ま、いっか、バカラのグラスで夜景見ながらモエシャン飲も(シャム猫を撫でながら)」と言う方も、もちろんいらっしゃることは重々理解しております。
私の富裕層女子に対する妄想は置いといて、まあ、一人暮らし30代女子のささやかな決意ということで許してください。
なぜ長財布じゃないのか?
真剣に購入を考えている方でしたら、「なぜ価格の安い長財布にしなかったの?10万円以上安いのに。」という質問が来るはずです。
もちろん、一瞬考えました。
考えましたが、私はあくまで「バッグ」が欲しくて「せめて、せめて、ウォレットでもチェーンを…」という状況だったのです。シンプルな服の腰にシャネルを付けたかったそれだけなのです。そんな訳で今回は「チェーン」基準で判断しました。
ヴィンテージは考えなかったのか?
私も古着も好きですし、ヴィンテージシャネルとってもかわいいと思います。価格も、もちろんリーブナブル。例えばバッグでも22万円くらいで買えます。↓
けれど今回の目的は「大人の女性になってシャネルを買う」という小生の人生の小規模な大目標だったのでヴィンテージはちょっと違うのです。(我ながらちょっといい韻踏めた感ある)
ヴィンテージアイテムは私の中では「こなれアイテム」や「崩しアイテム」のカテゴリーです。今回はあくまで「本気バッグ」のくくりです。
購入する時に比較したもの
実は私、生涯で手に入れたい「もの」は2つだけでして、一つはシャネルのチェーンバッグ、一つはエルメスのバーキンです。
家も、車も、プライベートジェットも、ダイヤの指輪も、真珠のネックレスも、レオナルドディカプリオの妻の座も欲しいと思ったことはないんです。(最後のは欲しているけど)
結婚式も挙げたくないし、モルディブのプライベートビーチではしゃぎたくもないし、ドバイでキャビアが食べたい訳でもないし、品川ナンバーのベンツで首都高飛ばしたくもないんです。
決して贅沢ではないんです。ただただ、ファッションオタクなだけなのです。
そんな訳で今回比較したのは、「シャネルvsエルメス」の一騎打ちです。
自称おしゃれブログでこんなにも生々しい事言ってもなんなんですが、私が欲しいのはこちら。
(ひぃー!な、生なましい~~~~~!コメ兵のHP生々しい~~~~!!WEBローンシュミレーターの分割回数がエグい~~~~~)
すみません。私の美意識に合わずに思わず取り乱してしまいました。気がつきましたでしょうか?そう、参考上代より、販売価格の方が高いんです。(その名は転売……!)
なぜ価格が公式の写真じゃないかと言いますと、エルメスHPには「バーキンとケリーの価格に触れない」という世界七不思議がございまして、あんなに有名なバッグなのに店頭にも出ていないのです。直営店でも、お得意様しか買えないという超ハードな攻略ゲーム。
もちろん、購入するのであればエルメス直営店で買いたいので、小さなアイテムをコツコツ購入し続け、担当者についてもらって希望のサイズとカラーを伝え続け、信頼関係を築かなければなりません。
増税前には、無理。
と判断した私はシャネルにしました。自問自答をこの先何10年も読んでくださったらいつかエルメス出てくると思います。
購入するときに参考にした情報
モデルさんや女優さんやスタイリストさんの私服紹介本を100冊以上読みました。(普段から読んでいるのですが)今回ばかりは雑誌の広告ではなく、「実際に使っているリアルコーデ」が見たかったのです。メディア広告の作り上げられた姿よりも、リアルなファッショニスタが「お金を払って買った私服」を見るのが一番参考になります。
また、ハリウッド女優さんたちの写真もたくさん見ました。もちろん、今のショーモデルたちは最新のバッグを持っていますが、ずっと輝いている殿堂入りの方々は今見てもスタイルがあってかっこいいですよね。チェーンバッグはいつの時代もとっても素敵でした。
購入するまでに我慢したもの
私は毎日同じ服で生きる「制服化」をしています。
「年間200日以上同じ服を着る」という変態性の高い試みをしておりまして、このおかげで、ファッションを職業としている割には年間の服飾費用が抑えられていると感じています。
もちろん私が推奨している「制服化」の考えは効率的にも理にかなっていると感じていますが、何より節約になって欲しいものにお金が使えるようになるというのはメリットだと思います。
この一年で買った洋服たちは数は少ないですが、一点一点は選び抜いてどれもお気に入りです。なので毎日同じ服を着ていても、ファッションに対して我慢はしていません。
私の生活の今の優先順位は
1・好きな服を着ること
2・好きな仕事を楽しくすること
3・快適な暮らしをすること
なので、これから生活面ではやや我慢をして乗り切ろうと思っています!
ブランドへの価値観
もちろん、ラグジュアリーブランドのバッグは「富裕層が買うもので庶民が無理して買うものではない」というご意見もあると思います。
でも果たしてそうでしょうか?
世帯年収○千万以上の人しか買うなとか、何かで成功した人しか買ってはいけないとか、ワンルームに住んでいて見栄を張るために買うのはバカらしいとか、または所有しているけど社宅だから周りの目を気にして持てないとか、塩化ビニールのバッグが10万するなんて~とか、海外ではそんな風にブランド品を身につけない~とか。
苦労して買った方がいい~とか、余裕ができたら買った方がいい~とか、若い頃は似合わない~とかいい歳して恥ずかしい~。とか。
うるさーーーーい!
そういうことじゃなーーーい!!!
(ちゃぶ台返し)
と思っています。
「ただのファッションオタクが自己満足のために死に物狂いでシャネル買ってもいいじゃないか」と声を大にして言いたいのです。
ラグジュアリーブランド買う事はデザイナーへの賛美なのですよ。
実はこんなに「面白い」ラグジュアリーブランドの世界
旅行に使いたければ旅行すればいいし、資格が欲しければ資格を取ればいいし、猫ちゃんと暮らしたければ暮らせばいいと思います。人の贅沢はその人それぞれです。
シャネルは「自問自答仲間」である
ココ・シャネルが好きな理由は、たくさんありますが一番はデザイナー自身が「はちゃめちゃにかっこいい女性」なんですね。このブログでは何度も触れていますが彼女は革命家なんですよ。
女性を窮屈なコルセットから解放したのもシャネルですし、黒をファッションとして昇華させたのもシャネルですし、両手が空くようにとチェーンバッグを生み出したのもシャネルなんです。
服を売っているのではないのです。自立を与えているんです。
シャネルは「わたしは常に自問自答しながら自分の着たい服を作ってきた」と言っています。シャネルは自問自答仲間なんです。
そんなわけで、いろいろとわたしの情緒に、メガヒットしているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自慢をしている訳でもなく、浪費をしている訳でもなく、はたまた投資をしている訳でもなく。
私は10歳の時の自分との約束を守った。それだけです。
偏執的な私のこだわりが皆様に伝われば幸いです。
作曲するときにコムデギャルソンを着るサカナクション山口一郎さんのように、私も家で執筆するときは常にシャネルを身につけていようと思います。(自己肯定感が筋トレより上がるので)
シャネルの話はこれからブログでカテゴリー100記事くらいしていきますので、飽きないで聞いてくださいね☺️
10歳の頃の自分に、愛を込めて
自問自答ファッション通信
\ instagram・twitterフォロー大歓迎です /
\おすすめ記事はこちらから/